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「日本と海外。地方と東京。異なる価値観から学んだ私の就活」大手人材会社内定/弘前大学M.K.さん

留学の良いところは、語学力を習得することだけではありません。海外に行くことによって、視野が広がったり、新たな価値観に気づけたりもします。

今回は留学によって、就活の軸が大きく変わったM.K.さんの就活体験談です。
留学に興味を持っている1、2年生にもぜひ読んでほしい記事です!


<M.K.さんプロフィール>
大学:弘前大学 人文学部
出身地:秋田県男鹿市
将来の夢:多国籍の一流の仲間と、チームプレイで働きたい
内定先:大手人材会社





最初は旅行業界、次にIT業界を見始めた

志賀:M.K.さんは就活を始めるとき、どの業界を見ていたのでしょうか?

M.K.(以下、敬称略):旅行関係の会社を見ていました。実は2年生の冬に、大学がある青森で、0から旅行を企画したことがあったんですよ。そのとき、旅行を通して参加者に感動を与えられたことに、とてもやりがいを感じたんです。
その経験から、就活を始めた当初は旅行業界を見ていました。やっぱり実際に1つでも旅行を企画した経験があると、ESなども書きやすかったです。


志賀:そうだったんですね。それからはどんな風に就職活動をしていたんですか?

M.K.:3年生の夏に、旅行会社の5daysインターンに参加しました。でも、仙台での開催だったので、青森からの交通費やホテル代も全て自分で出さないといけないのが結構つらくて。「なんで就活にこんなにお金かかるんや……!」って思って、もやもやしてました。

そしたら、私の先輩がたまたまfacebookで、「地方のミカタがいいよ!」みたいなことを言っていて。私も地方就活生で、地方学生の気持ちを理解してくれている運営にすごく共感が持てたから、地方のミカタのインターンに応募して、そこで1か月働きました。


志賀:東京で地方のミカタのインターンをしたんですね!

M.K.:はい。インターンを通してベンチャーで働くこと、東京で働くことがこんな感じかっていうのを学びました。そのときはまだ東京就活をするって決めてはいなかったんですけどね。そのあとに休学して、アメリカに1年間留学に行って、3年生の1月に帰国してから就活を本格的にスタートしました。

志賀:就活を再開したときに、1年前との心境の変化はありましたか?

M.K.:志望する業界が変わりました。アメリカでテクノロジーの発達をすごく感じて、ITに興味を持ったんです。

大学の授業を例に挙げると、日本はまだ紙のプリントを使うところが多いけど、アメリカだと全部パソコン上でやっているんです。そのことと、アメリカでいろいろなエンジニアに会って刺激をうけたことから、IT業界での就職を考えるようになりました。
そうなると、地方にはAIやITの会社ってほとんどないので、このころから必然的に東京での就職を考え始めましたね。でも、地元には家族がいるから、地方にもまだ思い入れはあったんですけどね。


 

「多国籍の仲間とチームプレイで働きたい」


志賀:なるほど。就活前の1年間の留学はたくさん気づけた部分があったんですね。


M.K.:はい、他にも留学は、自分がどんな環境で働きたいか、を考えるヒントになりました。授業のグループワーク話し合う相手が、みんな出身の国もバラバラで、価値観も違って、それがすごく新鮮でした!
もちろん、留学中にルームシェアしていたときは、価値観の違いでけんかをすることも多かったですし。でも、留学先で過ごしていくうちに、私は異なる価値観を知れる、学びの多い環境のほうが合っていて、好きだなと気づいたんです。そこから、就職するなら多国籍な企業が良いなと思うようになりました。


 

留学先のアメリカにて。写真右上の黒髪女性がM.K.さん。まさに多国籍ですね……!

 

日本と海外。地元と東京。自分に合っているのは?

 

志賀:ちなみに、日本と海外の就活での違いってありますか?それか、日本の就活に対して、感じることとか。

M.K.:私、生意気だと思われるかもしれないんですけど、履歴書を手書きで書くのがちょっと嫌だなって思っていました。(笑)

志賀:あぁ、なんか分かるかもしれません(笑)。

M.K.:アメリカではPC作成が基本なんです。日本だと手書きだからこそいい、みたいな固定観念もありますよね。あと、リクルートスーツとか年齢で縛られること、定年まで同じ会社でずっと働くっていう価値観にも、少し違和感がありました。

でも、これは仕方ないのかなと思ったりもします。海外って、日本のような新卒採用があまりなくて、基本インターンから経験を積んで、やっと採用が決まるっていう、能力ありきの就活なんです。だから、スキルアップのために仕事を中断して、大学に入り直して大学院で学位を取ってから、より良いポジションにつける新しい企業を探す、なんてこともあります。

日本の就活文化みたいなものなのかなと思うんですけど、私はもっと自由に、学びたいときに学び直せて、それをよしとする社会があったらいいなって思います。

志賀:実際、ご両親から東京就職に反対意見はなかったですか?

M.K.:ありました……。妹が仙台と福島にいるので、家には両親とおじいちゃんおばあちゃんしかいないんですよ。なので、寂しいから家にいてほしかったみたいでした。
地元の企業に入れば一生安泰だし、実家からも通えるし、お金も貯められるし、みたいなことはすごく言われました。それに、自分がみていた業界がITだったので、両親にとっては、よくわからないという気持ちもあったと思います。

志賀:
それでも自分の思いを貫き、東京就活をした理由は何だったのでしょうか?


M.K.:かっこよく言えば思いの強さだけれど、悪く言えば頑固だったからです。でも、そもそも地方に自分が行きたい会社が少なかった、というのもあります。地方の会社が集まる合同説明会みたいなイベントにも行ったんですけど、説明を聞いている段階で、ワクワクしませんでした。
一度、親に地元の銀行見てみなって言われて、ESを書こうとしたこともありました。でも、私は何がしたくて銀行に入るんだろうとか、全然将来が見えなくて、ESが書けなかったんです。そういうところからも、自分は地方での就職に合ってないと思いましたね。

志賀:なるほど!将来的に、地元に戻りたい気持ちはありますか?

M.K.:あ、ぜんぜんあります。地方でもいいというか、あんまり場所の縛りはないです。多国籍な人たちがいる環境と、英語が使える環境、あと自分が興味のあるITや人材系っていう企業の条件がそろっていたら。そうじゃなくても、状況によっては地方に戻るのはありだと思っています。
でも、あくまでも自分の人生の定年というか、30歳、40歳になったときの話です。


志賀:M.K.さんって、けっこう地元愛も強いほうですか?

M.K.:どうだろうなー。好きなところもあるし嫌いなところもあります。でも、さっきも価値観の話をしましたけど、地方ってすごく保守的だと思うんです。

私は、卒論でLGBTQコミュニティ(※)について書こうと思ってるんですけど。LGBTQというのは、レズビアンとか、ゲイとか、性的マイノリティの総称で。私が留学で行ったアメリカでは、LGBTQコミュニティの一員であることは広く受け入れられていました。


 

ねぶた祭りに踊り手として参加した時の一枚。衣装がキマってますね!

M.K.:一方で、地方では固定概念が強くて、新しいものを取り入れることに頑なに「NO」っていう人が多いような気がします。日本だと、自分も含めて、人の目を気にしすぎている人が多い気がして、そこは少し残念。

その点、東京のほうが私には合っていたんです。リクルートスーツを着ると、みんな一緒みたいに見えるのが嫌でした。だから今の内定先も、他に受けた会社もほとんどが「私服OK」なところで、スーツを着なくてもいいところでした。
これはあくまで表現方法の1つですけれども、それが認められてるのが自分の価値観と合っているなと思ったんです。でも、地方には、そういう企業がなくて、それが東京就活を選んだ理由の1つにもなっています。


志賀:ちなみに、東京就活で大変だったことはありますか?

M.K.:東京で地方のミカタのシェアハウスに泊まったんですけど、私は一人部屋だったので、自分の感情をシェアする人がいなかったのが一番つらかったです。全部自分で抱え込まないといけない、みたいな風に感じてしまって。

志賀:なるほど……!私は今2人部屋の地方のミカタのシェアハウスに住みながらインターンをしてるんですけど、ひとりの時間もほしくなるので1人部屋も憧れますが。M.K.さんにとっては仲間との交流が多いほうがあっていたんですね!

M.K.:そうだと思います。今までも住んでいたところも、二人部屋の大学の寮か、アメリカ留学の際もシェアハウスだったので一人暮らしをしたことがなかったんですよ。きっと私はドミトリー形式のシェアハウスのほうが良かったのかもしれません。

志賀:そうですね!それでは実際に今の内定先を選んだ決め手と、これから頑張りたいことを教えてもらえますか?

M.K.:内定先には、地方のミカタの「就活カーニバル」という冬のイベントで出会いました。選んだ理由は、できるだけ若いうちに海外に行けるチャンスがあるのと、行けるように自分が成長できるような企業だと感じたからです。特に今年から新卒でインドに派遣されるようになったのも、私の中では大きかったです。
でも本音でいうと、すぐに海外は厳しいって思っています。自分は他の同期と比べて、海外インターンの経験がないからです。でも、頑張ってチャンスをつかんで、2〜3年後には絶対に行きたいなと思っています!


志賀:最後に、今の20卒の就活生に向けたメッセージをぜひ!

M.K.:私が言えることは、抱え込まないで自分の気持ちを吐き出して!ということです。地方から出て友達を作るのは大変かもしれないけど、ひとりが苦手な人だったら特に、友達を作りましょう。就活で大変だったエピソードでもふれたとおり、就活の愚痴を言うなり、自分の気持ちをシェアできた方が、抱え込まなくてすむかなって思います。なので就活の中では、人とのつながりを見つけようと思って行動していくと良いと思います!





日本と海外。地方と東京。それぞれ場所によって価値観の違いがあります。どの価値観も素晴らしいですが、人によって合う合わないがあります。

海外でなくても、外の環境へ一歩踏み出すことで、触れたことのない新しい価値観に出会えます。自分が大切にしたい価値観に気づくと、就職活動で進む道も決断しやすいのではないでしょうか?

<就活スケジュール>
3年夏
 JTBのインターンに参加(5日間)
 地方のミカタのインターンに参加(1か月)
~1年間留学(休学)~
3年1月
地方のミカタの冬合宿に参加
3年2月
バレンタイン頃から東京に長期滞在開始
3年4月中旬
授業が始まり、弘前に戻る。
 この頃から弘前と東京の往復生活が始まる
3年7月
内定を承諾し、就活終了


※LGBTQとは、
・Lesbian (レズビアン=女性同性愛者)
・Gay (ゲイ=男性同性愛者)
・Bisexual (バイセクシャル = 両性愛者)
・Transgender (トランスジェンダー=身体上の性別に違和感を持った人)
・Questioning(クエスチョニング)=自身の性自認や性的指向が定まっていない人
といった、性的少数派の中で代表的な5つの頭文字を取った総称。
(LGBTラボ http://rainbow-japan.site/whatisq/より)


<interviewer/writer> YURI SHIGA(新潟大学3年)



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