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「東京は疲れてしまいそうだから……」イベント系ベンチャー内定/金沢大学K・Mさん

絶対に東京で就職する!
そう心に決めている方もいるかもしれません。
でももしかしたら、一度東京で就活してみたら考えが変わるかも……?


今回、東京就職に憧れながらも、最終的には地元・金沢での就職を決めた19卒、K・Mさんにお話を伺いました。

(プロフィール)
大学:金沢大学国際学類
出身地:石川県
大学時代頑張ったこと:ドイツ留学
内定先:イベント系ベンチャー企業





閉じこもっていても始まらない

 

日野:K・Mさんは、留学に行かれていたそうですね。

K・Mさん(以下敬称略):はい、ドイツの大学に11か月留学していました。高校生の時から海外生活に憧れていたことと、大学で国際学類に入ったことがきっかけでした。


 

ドイツ留学時の写真。国籍関係なく、皆仲良さそう!


日野:なぜドイツを選んだのですか?

K・Mさん:もともとは、英語圏に行きたいと思っていました。でも英語を使って仕事がしたいとは考えてなかったんです。
それに、英語は国内でも勉強できるし、すでに日常会話レベルまでならできるなと思っていたので、英語圏はやめようと。大学でドイツ語を第二外国語として学んでいたので、ドイツにしました。


日野:留学から学んだことはありますか?

K・Mさん:人間関係ですね。日本では周りに日本人しかいないから、何不自由なく友達ができるじゃないですか。でもドイツでは、やっぱり言語の壁が大きくて……。
私は留学当初、ドイツ語があまりペラペラでなかったので、苦労しましたね。周りのドイツ語についていけませんでした。通じるか分からないドイツ語を話さなくちゃならないから、話しかけるのにも緊張してしまって。


日野:言葉の壁は、どうやって乗り越えたのですか?

K・Mさん:自分の殻に閉じこもらずに、とにかく行動して変えていきました。ドイツには、自分の誕生日パーティーを自分で開く文化があるんですよ。なので私も自分で誕生日パーティーを開いて周りを招待したり、ドイツ人の言語パートナーを作って日本語とドイツ語を教え合っていました。そうやって積極的に友達作りを頑張っていました。


東京から地元金沢へ、勤務地チェンジの理由

地元・金沢での1枚!金沢、いいところですね……!

 

日野:行動的ですね!そもそもどうして、大学では国際学類を選ばれたのですか?

K・Mさん:中学生の時、1週間ホームステイでアメリカに行ったことからです。もっと国際交流がしたいなと思って。実際に、決めた内定先でも、仕事を通して国際交流があるんですよ。私の内定先はイベント系の会社で、国際学会などを企画する会社なんです。実際の業務では、海外からいらっしゃった先生と挨拶をしたりもします。


日野:その内定先と出会ったきっかけは?

K・Mさん:大学でイベント企画サークルに所属していて、学内の日本人と留学生が交流できるようなイベントを企画・運営しているんです。スポーツイベントやお菓子作り、日本らしい餅つきや流しそうめんとか。そこからイベント系に目を向けるようになって、そのイベント系の中から一番良い会社を選びました。

日野:そうなんですね!『一番良い』っていうのは、どこから感じたんですか?

K・Mさん:人間関係ですね。業績とか、ほかに比べるところもあったんですけど、やっぱり人間関係を見ていました。イベント系の会社はどこもハードそうだったので、その分、楽しくやれそうなところがいいなと思って選びました。
いくつかイベント会社があったんですけど、老舗っぽい会社とか、社風がピリッとしすぎてるとかで、合わない感覚のところもあって。
内定先は、頑張ったら上に上がれそうな、自由な社風が魅力的だったんです。それと、地元の金沢支店があるのも魅力的でした。
就活の途中までは東京勤務志望だったんですけどね。金沢支店の人と会ってみても、みんないい人で、働けるイメージができました。

日野:雰囲気を重視されていたんですね!東京から金沢へ就職先を変更したのはなぜですか?

K・Mさん:東京で暮らすのってどうなんだろう……って思い始めてしまったんですよ。人が多くて、疲弊しそうだなと。(笑)
2~3年先を考えると疲れてしまいそうだなと思って、やめました。初めは憧れから、就活モチベも高かったんですけど、だんだん憧れが少なくなってきてしまって。今の内定先は金沢支店があって、本社は東京で関西にも支店があるから、とりあえず数年は金沢で、後から東京に出るのでもいいのかなって思ったんです。

日野:そうなんですね。東京就活はしてみてよかったですか?

K・Mさん:ずっと憧れで終わるよりは、やってみて良かったです!

周りに流されず、自分の意志を大切に


日野:
業界はずっとイベント系を見ていたんですか?


K・Mさん:いえ、実はたくさん見ました!だから、絞るのに苦労しましたね。銀行のインターンに行ったり、大学3年の春までは公務員志望だったり、あとはブライダルやメーカーも見たりしていました。
いろいろ見ていく中で、やっぱり一番気になったのが、MICEマイス産業(※)の、インバウンド拡大やイベント系の会社でした。

 

すごく国際色豊か!イベントサークルでの写真だそうです。

日野:もともと公務員志望だったんですね!

K・Mさん:公務員は親にごり押しされていたんですよ。でも、自由がない感じが嫌だなあと思って。私、性格的に好きなようにやるほうが向いているんです。ホームステイや、ドイツ留学も好奇心から始めたことだったので。
特にドイツ留学は、「将来に役に立たないなら行く必要ないから、お金も出さない」って親に反対されていたんです。でも私はやってみたい!挑戦したい!っていう気持ちが強くて。ここでやらないと、絶対後悔すると思ったので、奨学金を借りてドイツ留学に行きました。
私のような状況に周りの人が立たされたら、留学を諦めてしまう人もいるかもしれないですけど、やっぱり諦めなかったのは自由が好きだし、やりたいと思ったことを貫きたいからですかね。

日野:ちなみに、取材前のアンケートで、モチベーションの源泉は憧れの人とのことだったのですが、それは誰ですか?

K・Mさん:働き始めたら職場の人に憧れるのかもしれないですけど、今のところは海外の女優さんが憧れです。自分の意志がしっかりあって、そこを再現しながら生きているのがかっこいいなと思っています。

日野:最後に、20卒にメッセージをお願いします!

K・Mさん:周りの意見に流されずに、自分のしたいことをするべき!ということです。
世間的にどうか?というのを考えるのも大事かもしれないけど、やっぱり自分の思いを一番重視すべきです。

日野:実際、周りに流されたときもありました?

K・Mさん:公務員を親に勧められて、公務員の勉強を始めたときですね。やっぱり公務員のほうが将来的に安定しているし、地元金沢では公務員になるのが周りの評価も一番高かったので、流されてしまったんです。でも勉強はやりたくなかったから全然楽しくないし、身は入らないしですぐにやめてしまいました。(笑)
その後、困ったときや流されそうになったときは、大学の就職支援室の方や、地方のミカタの社員さんなど、広い視野を持った方に相談するようにしていましたね。やっぱり自分で納得感を持って決めることが大切だと思います!




常に自分の意志で行動し続けたK・Mさん。
就活中はつい周りからの評価が気になってしまうかもしれません。でも、自分の考えをしっかり持っていれば、流されてしまうことはないですね!
取材した私の目には、海外女優に引けをとらないくらい、素敵な女性に見えました!

※ MICE(マイス)産業:MICEとは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一つの形態。日本でも、インバウンド振興策の一環として、国や自治体により誘致活動が盛んに行なわれている。
https://www.tourism.jp/tourism-database/glossary/mice/より