コラム

【完全版】就活生に捧ぐ!自分だけの最適解を見つける方法

NewsPicks×地方のミカタで、学生のキャリアデザイン講座「Core」というイベントを開催!
テーマは、「自分だけの『最適解』を見つける


地方からも都内からも多くの学生が六本木に集まりました。
その数およそ150人

正解はないと言われる人生だけど、自分が納得のいくように生きたい。
就職活動を1つの機会に、「自分自身」について振り返ってみよう!

今回私は途中参加だったので…
地方のミカタのインターン生8人が話し合っているところに突撃してみました!!

<目次>
1.自分ってなんだ?
2.オタクになれ!
3.会社選びは株式投資と同じ?!
4.採用するかどうかは〇〇で決まる!
5.プレゼンテーションは贈り物

まずはいきなり実践編!
熊平美香さんによるリフレクション講座です。

熊平美香(くまひらみか):21世紀学び研究所所長・昭和女子大学キャリアカレッジ学院長。青山学院大学法学部卒業。ハーバードビジネススクールMBA修了。

<1.自分ってなんだ?>

就職活動を始める前に、まず自分自身を知っておかないと何も選べませんよね。
自分が何にやりがいを感じるのかなど、動機の源を分析します。

「私ってどんな時に嬉しいんだろう?」
「どんなことが許せないんだろう?」
「居心地のいい環境ってどんなだろう?」

自分自身を知るために、行動の動機を分析するのが「リフレクション」です。

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<リフレクションって?>
簡単に言うと、自分の感情を振り返ることで、大切にしている価値観を知ること。
今回は、やりがいや貢献するテーマを見つけることが主な目的でした。
ステップはこんな感じ。
①およそ80のキーワードから自分が大切にする価値観を1つ選ぶ。
②選んだキーワードのもとになっている経験、その時の感情、そこから見えてくる価値観を知る。

失敗や成功の経験を、「意見、経験、価値観、感情」という認知の4セットに当てはめて振り返ることで、自分の価値観を言葉にすることができます。
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例えば…こんな感じ。
私が選んだキーワードは「他者への影響」
意見:他者への影響を重視する
経験:地域の魅力発信プロジェクト。「田舎だから何もない」と地元の人が口をそろえて言う。「そんなことない!ここにしかない魅力がいっぱいあるのに!」と、地元の人が当たり前に感じている魅力を深堀りしてインタビュー。「意外といいとこあったんだね」と言ってもらえるようになった。
価値観:当たり前を疑う。ポジティブな感情を伝えたい。
感情:決めつけられるのが悔しい!相手の気づきに貢献できたことが嬉しい!
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自分の価値観を知った後は、会場のみんなで対話の時間。
隣に座った人と、自分が大切にしている価値観とその価値観を持つに至った背景を話し合いました。

―自己分析って1人ですることが多いけど、他の人の意見を聞いてみてどうだった?

弘前大学生K「人によって選ぶキーワードが違ってびっくり。こんなの選ぶ人いないでしょって思ってたキーワードを隣の人が選んでて意外だったけど、その人のストーリーや背景を知ったら納得した!」

―価値観が違う人って、避けがちだけど…
その価値観が形成された経緯を知ると、相手の理解につながるんだね。

新潟大学生K「あと、大切にしてる価値観って1つじゃないじゃん?それがずっと引っ掛かってたんだよね。1つに絞らないといけないのかなあって。」

―うんうん。自己分析してるといろんな自分が出てきてびっくりするよね。
あれ、この価値観とあの価値観って真逆の価値観じゃない?とかね。

新潟大学生K「『日本人は共通点を見つけようとするけど、みんな価値観ははっきりと違っている。自分が人と違うことがはっきり分かれば楽になる』っていう言葉にめっちゃ共感した!人との違いをはっきりさせるためにも、人と関わる中でリフレクションを大切にしようと思った。」

ー自分はどんな人か、に自信が持てるようになるんだね。

岡山大学生Y「俺は就活をする中で、軸がどんどん変わってったんよね。それだと自己分析って意味ないんじゃないかって。でも熊平さんが自分の感情を振り返る中で、軸の角を少しずつそぎ落としていく感じだと言ってたのが印象的やったな。」

四国大学生M「私は感情が外に出やすいタイプやからそれを改善したくて、今まで自分の感情は見ないようにしてたんよね。でもその感情を味わって「コントロール」することが大事なんやって気が付いた。」

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「何で〇〇を始めたんだろう?」
と振り返っても、
「んー…ただ、好きだったから?」
って、その時々の感情って忘れがち。

日々の行動をこまめに振り返ることで、自分自身を見つめてみませんか?

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続いて、ハイブリッドサラリーマン小柳津さんによるキャリア論です!

小柳津林太郎(おやいづ りんたろう):マルチタレント。慶応義塾大学経済学部卒業。MC×バチェラー×プロデューサー…と活動は多岐にわたる。
※『バチェラー』:Amazonプライムにて放送されていた人気恋愛リアリティバラエティ。


<2.オタクになれ!>

小中学校時代はアメリカで過ごした小柳津さん。
自由で個性的なのが当たり前の世界でした。

でも日本の高校に進学したことでその世界は一変。
全寮制だったその高校では個性は制約されるものだったのです。
常に先輩などの大きな勢力から隠れる日々…。

大学に入り、また個性を良しとする世界に足を踏み入れ、
英語での演劇を始めました。

そんな小柳津さんの夢は「表現者として大成すること」。

「いずれ、過去の経験は将来の新しいことに結び付く」と話す小柳津さん。
幼少期を思い返せば、NBAが大好きで、カード集めオタクだった。
気づけば、NBAのゲームを作ることに携わっていた。

「オタクレベルまで追求すると、最後に何らかの形で帰って来るんだよね。」

これからの時代、大切なのはどの領域でオタクになるのか、ということ。
1つ1つの興味関心を、「オタクレベル」にまで落とし込むことで、
人生の幅が広がるんだそう。


<3.会社選びは株式投資と同じ?!>

お金を投資するのだから、その産業が伸びているのか、衰退しているのかは、大事。
誰だって、最初から損をすると分かっているところに投資なんてしない。

もちろん、今だけじゃなく、これから伸びるかどうかも大切。
サイバーエージェントが今よりまだ小さかった頃に入社した小柳津さんの言葉だからこそ、
説得力がありました。

また、
「さまざまな変化にどう対応すればいいのでしょうか。」
という学生からの質問には、

「変化に向き合って軌道修正するって楽しいことだと思いますよ。」と小柳津さん。

「他人からそんなの無理だって言われても、はね返せ。だって、自分という人間の可能性はどうなるかわからない。」

時代も、マーケットもこれからどんどん変わる。
でも、自分だってこれからどんどん変わる。
人生の大きなビジョンがあって、自分の軸を通していたら、
どんな変化が起きても大丈夫だと話してくれました。
また、
「なぜ、会社に入るのか」
これって、就活をしていると一度は思ったことがある人も多いはず。

「会社じゃなくて趣味でもいいのでは…?」
とか、
「フリーランスでもできるのでは…?」
など。

小柳津さんはこの問いに対してこんな話をしてくれました。

「会社では、1人じゃ到底成し遂げられないほど、大きなことができる。
自己成長とかスキルアップのためじゃないと思います。チームで何かを成し遂げられるっていうのも大きい。」

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ーこのセッションでは、会社に入って働くことの本質がテーマだったなと思ったんだけど…みんなどう思った?

弘前大学生M「小柳津さんの生き方を聞いていて、ゲームの主人公みたいだなって思ったんだよね。」

ーん。どういうこと??

弘前大学生M「社会の流れを捉えた上で、自分軸に沿った環境選択をしてたから。自分を中心に社会に影響を与えていってるところがゲームの主人公みたいだった。」

ーたしかに!社会に頼らず、活用していく、って、ハッとさせられる考え方だったなー。

愛媛大学生N「自分の人生の「ミッション」を意識して、行動に移していく小柳津さんの生き方を聞いていて「人生を楽しむ」ってこういうことなんやぁって思った。私とは違う生き方だから、学びが多かった。」

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最後に登場したのは、世界トップのプレゼンテーター澤さん
「自分を魅力的に伝える方法」についてプレゼンテーションがありました。
その方法と、驚きのプレゼンテーション力とは?

澤円(さわまどか):日本マイクロソフト株式会社 テクノロジーセンターセンター長。圓窓 代表。琉球大学客員教授。立教大学経済学部卒業。

<4.採用するかどうかは〇〇で決まる!>

「皆さんは雰囲気のいい店を見つけたら、まずどうしますか?」

澤さんのプレゼンテーションは、身近な例えから気づきを得られるものでした。

「店に入る前に…食べログで料理を確認しませんか?
店の評価を調べますよね?目の前のドアを開けたら、実態が分かるのに。
このように、人の行動はデータに基づいています。」

情報化社会の現在、人々の意思決定はデータに基づいています。
確かに、お店を調べてみていい写真がいっぱい出てきたら気になる。
逆に写真や評価が少ないと、雰囲気良く感じた店への興味が薄れてしまうかもしれない。

「情報が多いと、判断する材料になるんです。だから、自分をコンテンツ化するんです。」

面接の時、こう思ったことはありませんか?

「どこまで何を話せばいいんだ?!」
「なんでこの面接官はこんなに詰めて来るんだ?!」

採用するかどうかの決定の前には、判断するための情報が必要なんです。
口コミが少ない店はイメージがつかめず、行きたくなくなるのと同様に
情報の少ない学生には、「決め手がない」のかもしれません。

<5.プレゼンテーションは贈り物>


プレゼンテーションにおいて大切なのは、相手に行動させることだそうです。
面接に置き換えるなら、「自分と一緒に働きたくさせる」ことです。

「そんなこと今までなんっかいも聞いてきたよ!!!」
というあなた。

面接官が会社に帰った後、
社内の人に「〇〇って話してた子がいてね…☆☆がやりたいんだって。」と
再現してもらえるように話していますか?

「自分とコンテンツが乖離していると、あなたがどんな人か伝わらないんですよ。
プレゼンテーションって、プレゼントって言葉が入ってるでしょ?
だから、相手に何かプレゼントするつもりで話せばいい。」

プレゼンテーション=プレゼント。
誰かにプレゼントをあげる時って、
相手がどんな気持ちになるかなあって想像しますよね。
面接も同じで、自分が話した後に面接官にどうなってもらいたいかを考えることが大事なんですね。

「正しい情報を伝える、ではないんです。『自分にしかない経験を話す』んです。
聞いている人に何を持って帰らせるか、が大事。サークルの部長って、こっち(面接官)にとっては珍しくない。1日に何人も部長に会ってるんだから(笑)」

自分にしかない経験、を話すには、自分の感情を振り返ることが必要。
ということはつまり…リフレクションだ。

こんなに例え話が上手い澤さんに、学生からも
「たとえ話のコツを教えてほしい!事前に考えていらっしゃるんですか?」
と質問が。

これには、
「癖になってるから、なんでできるかわかんないんですよね…」と澤さん。

でも、この「癖になっている」がポイントです。
プレゼンテーションも、面接も、緊張する場面ですよね。
だからこそ、普段通り、自然にできること、が大切です。

「癖になると自然にできるからサーチ力も高まるんです。すると、マッチングも早くなる。
例えば、僕は話を因数分解して素数にするんです。それで、素数の共通項を探しています。」

もう何にも分解できない素数のレベルまで、事象を分解することで、その事象の性質が見えてきます。このように、いくつもの話や言葉を因数分解すると、素数同士で共通点が見つかるんだそうです。


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ープレゼンテーションのプロによるお話、どうだった?

北星学園大学生A「面白かった!でもプレゼンって視覚情報も話し方も大事だけど、何より大事なのはコンテンツだよね。澤さん自身が話してたように、「オーディエンスに何か持ち帰らせる」のが大事だと言うことを目の当たりにした。最初から最後まで前のめりで聞いちゃった。」

四国大学生M「私も、その意見に賛成!しかも、今日の話って、日々の会話でも使えると思ってんな。だから、就活カフェでの会話でも意識しようって思った。あと、コンテンツを充実させるために、今日学んだリフレクションを使って、感情や経験をまとめようって思った。」

ーコンテンツの充実、がキーだったね。他にも印象に残っていることはある?

弘前大学生T「プレゼンテーション=プレゼントって話かな。相手が聞きたいのはサークルの経験が、どう自分の能力になってて、どう会社で生かせるかってことだと気が付いたよ。次の試験に向けて頑張ろうって思えた!」

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<まとめ>

今回のイベントのポイントは、

1.自分の感情が動くポイントを知ることで自己分析。
2.オタクになれ!そして1度しかない人生を自分事化しよう。
3.相手にプレゼントするつもりで話す。

です。

「夏にしっかり自己分析したから大丈夫!」という方も、
半年たって、自分自身も変わっているはず。成長しているはず。

さあ、自分自身をアップデートしよう。


この記事のWriter
仲野香穂(Kaho Nakano):島根大学生。地方のミカタの広報インターン生。「小さな声を伝えたい」とさまざまな取材・発信活動に挑戦しています!