コラム

【地方就活生が潜入!「就活未来会議2019」】

2019年2月18日(月)、虎ノ門ヒルズで「就活未来会議2019」が開催されました。
今回は、21年間ローカル育ちの私がこのイベントに潜入!
地方学生目線でリポートしていきます!!!


目次
1.就活未来会議って??
2.「これから」求められていることを知る
3.自立から自律へ〜叶えたい未来って何だろう」
4.生産活動が、仕事に繋がる「やりたいこと」
5.変われ、就活生
6.どんな未来を思い描いていますか?
7.理想の働き方って何だろう
8合説に行く前に、働く人の思いを知ろう!
9.私が、できること。地方学生が、できること。


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1.就活未来会議って??

「面接のための就活になってないか?」
「面接は学生と企業の騙し合いなのか?」


この疑問から始まったイベント。
就職活動を考えるのみならず、その先の「未来」について、
私たちはどう生きるのか」というテーマに迫る、実践型勉強会
2019年は「変われ、就活」をテーマに、社会人と学生が議論を交わしました。


<イベントの流れ>
1.知る
2.対話する
3.コミットメントする


の3つのタームに分かれて行われました。

第1タームは「知る」時間。就活の歴史について、臨場感溢れるBGMと共にムービーを見て学びました。

この時点での私

「最近就活ルールが変わるってニュースがあって、一大ニュースだなと思っていたけど…
就活ルールって2,3年に1度変わってるんだ?!」


「そもそも今のルールができたのって最近なんだ…」

就活と言えば、時代に合わない古いルールで行われているイメージがあったけど、
この変化を見ると時代に合わせようとしてきてたのかな…
いや、偉い人に学生が数年単位で振り回されてるんじゃないかな?と感じました。


続いて、経済産業省の能村幸輝さんから講演がありました。

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2.「これから」求められていることを知る

グローバル化、高齢化、デジタル化の進む現代。
変わっているのは今だけど、その先を見通すことが大事。


グローバル化によって「日本」という枠にとらわれず、「アジア」での人材の需要が高まる。
世界の多くの国で高齢化を同時に抱えている。
デジタル化によって、「人がする仕事」と「AIがする仕事」の違いが生まれる。


これらの変化は、
どこで働くか」、「どう働くか」に影響を与える。
『オイル(石油)時代からデータ時代へと移り変わった今、その先はまだ分かりません。』と能村さん。


焦点を置くべきは「今」ではなく、「これから」なのだ。

 

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3.自立から自律へ~叶えたい未来って何だろう~

人生100年時代には退職後も見据えた自身のキャリア設計が大切です』と能村さんは話す。

近年、転職者がいるというニュースはよく耳にするけど、実は「再入社」する人も増えているそう。『働く場は枠ではなく、軸になるんです』とも語っていた。

講演が終わり、グループ内でおしゃべり。

社会人の方に、
会社に入ってからのプランって今、思い描いていらっしゃいますか?
と質問してみると、


考えてるよ!少し先じゃなくて、10年、20年先のプランも考えておいた方がいい。夢でもいいし、思い描くことが大事
との返答が返ってきました。


「就職する」という近い将来ばかり考えがちな学生と、働く人の視点の違いを感じました。
いつでも、先を見るチカラは必要なんだ、と。


 



続いてパネルディスカッション。

寺口浩大さん:株式会社ワンキャリア 経営企画/採用
喜多恒介さん:株式会社キタイエ代表取締役CEO
川下俊輔さん:トヨタ自動車株式会社 調達本部 グループ長
正能茉優さん:株式会社ハピキラFACTORY代表取締役


の4人が「やりたいこと」についてディスカッションを行いました。
(以下敬称略)


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4.生産活動が、仕事に繋がる「やりたいこと」

寺口「やりたいことっていつ決まるんでしょう?
僕が思うのは仕事って『生産活動』ですよね。でも仕事を始めるまでは誰かが作ったゲームを楽しむとか…『消費』が多い。生産としての好きが、仕事に繋がるんじゃないかなと思うんです。」


喜多「確かに、提供体験の積み重ねで、『やりたいこと』が見つかると思います。
提供して、フィードバックを得る。感謝される。実はこの積み重ねでやりたいことってアップデートされていくと思うんです。」


正能「私は東京生まれ東京育ちだから元々地方を支えたいという思いはない。でも、大学の授業の延長で何となく行った長野での経験の積み重ねで、今がある。物はいいのにダサいパッケージをかわいくして、褒められて。」

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確かに私も、フリーペーパーや魅力発信の記事を「作る」ことで、魅力を伝える喜びに気が付いた。読書も好きだけど、それは消費活動としての好きだ。

好きなことを仕事に
とか、
やりたいことを仕事に
ってよく言われるけど、この違いって大切だと思いました。


「やりたいこと」が見つからない人、逆に選択肢がたくさんあって困っている人は
この基準で見ると、自分の「仕事としてやりたいこと」が見つかるのではないでしょうか。


でも私の場合…同じ生産活動を続けているから、アップデートはされてないなあ。(苦笑)

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5.変われ、就活生

寺口「就活の変わるべきことってなんでしょう?」

川下「まず、就活っていう言葉が嫌です。どうしたら受かるかというテクニックばかりが蔓延してる。学生1人1人が、働くこととは何かを見ていないから、見てほしいと思います。」

寺口「そのhow to就活を避けるにはどうすればいいんでしょう?」

川下「社会がどのように成り立っているのかを学ぶことが大事。社会の構図が分からないから、やりたいことが見つからないんだと思います。」

寺口「社会のリアル、を知るために、じゃあどこにアクセスすればいいんだって思うと思うんです。もし、皆さんが学生に戻れるならどれを知ったらいいんでしょう?」

喜多「メディアは基本的にうそつきだと思う。本当のことを言っているのは0.1%。でも、何が本当の事なのかって自分次第ですよ。自分がわくわくする情報は、本物だと思う。」

正能「私は、思いだけで人に会えるのって、学生の特権だと思います。若さは大きな武器。
今20代後半になって、会社で働き始めたら、思いだけじゃ人に会えない。
『自分が知らない』ということを生かして、社会を知るのは大切です。」


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社会を知れって言われても、今まではどこか遠く感じていました。
地方で生きてきたし、なおさら。


だって、世の中の流れって大体、都会にあると思ってるから。
物理的に遠いところで起こってるんだもん。


でも社会=リアル

そう聞くと「リアルを知らずに生きていくって、危険じゃない?!」と思いました。


人それぞれ、響く言葉は違うかもしれません。
ピンとこない社会人からの言葉は、自分がピンとくるまで言い換えてみる。
そこから、自分がどう感じるかを大切にしたいと思いました。


自分軸で情報を見定めるのが大切なんだなあ…



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6.どんな未来を思い描いていますか?

正能「会社に入る、っていうのも選択肢。会社に入らないと出会えない人っているんだよね。デザイナーさんとか…もう、自分の知らない世界のプロにたくさん出会える。
 でもそれって普通に生きてて出会えるわけじゃないんだよね。しかも、そのかっこよさに気づくのは一緒に仕事をしてこそ。」


喜多「それをどこで学生の時に知るの?」

正能「いろんな選択肢を持つっていうことは、辞めちゃえる選択肢も考えたらいいと思う。」

寺口「就活生ってみんな入った理由は聞くけど、その会社に居続ける理由は聞かないよね。」

正能「いつ何時辞めるかわかんないけど、その時のために辞めるっていうカードを持っておくことも大事。というか、『主語を自分にすること』が大事。会社の経営方針が変わっても、会社が変わっても、「自分」はどうするか。

寺口「最後にこれだけは伝えたいことってありますか?」

喜多「何かを得る前に、要らない人間関係を捨てることだね。
行動できていない人って、嫌な人間関係を抱えていることが多いんですよ。
逆に行動できている人は、いい人間関係を選択してる。
一回、その縛られている嫌な人間関係を断つべきだと思うな。
何かを得る前に、何かを捨てる


川下「人生長いから生き急がなくていい。
早く芽が出る人だけがすごい人なわけではない。」


正能「『なるべく』がキーワードかな。ベストなことも、こうした方がいいことも分かってる、分かってるけどなかなかできない。それなら『なるべく』こっちの方がいいかなとしなやかに決断するのも大事じゃないかな。」

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地方に住んでいると、足りない物ばかりだと思っていました。
情報も。人も。
 でも、新しい情報や人間関係に出会うには、ある程度の清算が必要なのかもしれません。
もし、それが、あなたを縛っているものならば。



7.理想の働き方って何だろう

第2タームは「対話する」時間。
6人グループで、働くこと、について対話しました。
『無限の可能性がある人生100年時代の21世紀。あなたはどう働きたいですか?』


『理想的に働くためにどんな要素が欲しいですか?』

『そんな理想の働き方につながるシューカツって?』
途中、グループを変えながら対話しました。
「失敗してもいい場所が欲しい」
「追い込まれると何が必要なのか明確になるから自分を窮地に追い込む」
「自由な就活がしたい」
「情報を得られていないのは動いてないから。動けばいいじゃん!」
「面接のフィードバックが欲しい」
「自分の好きなタイミングで就活やりたい!」
「企業を見極める目が必要。それには情報収集が大事」


と様々な意見が出ていました。
この意見発表を聞いていて、ある思いが心に浮かびました。


「っていうか、みんな東京中心主義すぎない…?!」

就活に必要なのは、情報。だから働く人に会いに行って自分で感じる。
これが大切なのは私も分かってる。私だって半年だけど就活してきた。
でも…正直、地方の学生にとっては「思い」だけじゃどうにもならないのが現状だ。


「会いに行けばいいって、その交通費は?時間は?」

お金をセーブすれば、夜行バスになる。
私の住む島根県から東京までは夜行バスで12時間だ。移動だけで疲れて、東京の情報や人の多さに疲れて、自分が未熟すぎて、落ち込む。


都会の学生の思い描く「自由な就活」に、危機感を覚える。

「地方にも目を向けてくれるのなら」、
「物理的距離があってもコンタクト取ってもらえるなら」という条件が抜けないうちは、
そんな就活って「地方の敵」じゃない…?


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8.合説に行く前に、働く人の思いを知ろう!

 今回のイベントに参加して思ったことが、まさにこれです。
地方学生って、情報格差のせいで、就活how toの情報を得ようとしがち。
 でも時代の動き(変化)によって、働き方も環境も変わる。
その中で大切なのは、「私は、どう生きたいか」じゃないだろうか。
それを考えるには、
今、社会で生きている人の話をできるだけ多く聞くこと」が大事だと思う。

「就職」はゴールじゃない。「仕事」ってお金を得るためだけのものじゃない。
世に溢れている言葉を、実感を伴って理解できました

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9.私が、できること。地方学生が、できること

 第3タームのコミットメントの時間。それぞれ、今日のイベントを聞いてどんなアクションを取るのか発表しあいました。私の考えたコミットメントはこちら。

「『自分が』したいこと、できること、叶えたい未来を振り返り、言葉にする!」

「社会が」じゃなくて「自分が」叶えたい未来を考えること。

動き続ける時代の先を見ながらも、「自分目線」を忘れずにいきたいです。

 



就活未来会議 公式ホームページ

この記事のWriter
仲野香穂(Kaho Nakano):島根大学生。地方のミカタの広報インターン生。「小さな声を伝えたい」とさまざまな取材・発信活動に挑戦しています!